<ある日のお手紙>
−略−
育成会が始まります。ちゃんと東京に着けるかな。私、方向音痴だから。
お兄ちゃんに道聞きまくったけど。ちゃんと帰って来られるように祈っててね。
只今学校の休み時間で、あと5分で理科です。はぁ。つかれる。
話は変わって!今日は早く帰ってホットケーキ焼こうと思ってます。
−略−
この手紙を読んでいて思った。
智穂ちゃんはホントに方向音痴だった。
遊びに行ったときも帰りにまったく違う方向に向かって歩き出そうとしていた。
今、改めて手紙を読んだけど、ちゃんと帰って来るんだよ〜!と叫びそうになった。
でも最近は大丈夫みたい。けっこうあちこち二人で出掛けるが、ちゃんと方向解ってるもんね。
それから、智穂ちゃんはお菓子作りが得意だ。
遊びに行くとときどき焼きたてクッキーやマドレーヌなどを持って来てくれるのだが、
チョコやナッツが入っていたり、レモン風味だったりとすごく凝ったものが多い。
そういや一度お菓子の材料コーナーで山ほど買い物してたっけ。
取材がてら、お約束のようにせっかくだからと通天閣へ出掛けた。
ものすごいベタやけど、王将の前で撮っとこか。とパチリ。
通天閣をバックに…ごっついハデやけど…。とパチリ。
それからビリケンの足のウラでもさわっといてもらおか。とパチリ。
有名な「八重勝」で串カツをたらふく食べて(今度は「だるま」にしようね)、
なかなかの穴場で洋服を買った。
師匠の淡路仁茂九段について訊ねると、ぜひこの機会に一言書いておいてほしいと言付かった。
「いつも本当にありがとうございます。
研究会など、私たち弟子のためにいろんなことを行ってくださるたび
師匠にはご心配をおかけしているなぁと思います。
これからも一生懸命頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします」
師匠に相談するといつも適切なアドバイスを受けられるから、全然心配ないねん。
と言う彼女はとても誇らしそうだった。
(神戸・元町にある「神戸将棋センター(淡路ビル 078-391-5686)」が
研究会の行われる場所。
4階の道場はいつもたくさんの常連さんたちでいっぱいだ。
ビルは元町でも一番の繁華街にあり、
すぐ近くには南京街(中華街)をはじめたくさんの「美味いもん」が揃っている。
神戸にお越しの際はぜひ一度お立ち寄りください。)
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